Microsoft de:code 2018に行ってきた
Microsoft de:code 2018の基調講演と聞いたセッションについて、自分の感想まとめです。ほぼTwitterを貼っただけです。
会場の雰囲気
基調講演のサテライト会場に着くと、ピアノジャックのおしゃれなBGMに乗ってループデモが流れていました。
基調講演以外の各セッションには入場制限があり、人気の枠には毎回長蛇の列ができていました。#decode18 会場(パーティではない)で流れてたBGM、なんか聞いた事あるなと思ってたけど、ピアノジャックだhttps://t.co/QuHkE0qMiz
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
良いセンス
#decode18 各セッション毎に参加証による入場制限あって、先着順で結構な満席が出てる。聞きたいセッションはちゃんと狙わないとまずいっぽい
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
公式アプリで事前の参加予定登録をもとに混雑情報表示まで出来ているのですが、実際の入場は早いもの順というのはちょっと微妙だなと思いました。 キーノートは本会場には全員入れないし、Day1のパーティ会場もかなり窮屈だし、結構大変でした。
de:codeみてると、正直AWS Summit Tokyoがいかにちゃんとしたイベントかを認めざるを得ない。参加費無料であのレベルなのは、ものすごい投資なんだなと。とてもAmazonらしい戦略だけど
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
基調講演「Transforming Intelligence」
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 デジタルトランスフォーメーション事業本部長 の伊藤 かつら氏の講演からスタート
#decode18 pic.twitter.com/JBywpxFojG
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
Microsoftの大きなプラットフォームとして「Microsoft Azure」と「Microsoft 365」の2つを挙げていました。もう散々言われている事ですが、そこにWindowsはありません。
そして「MicrosoftがAIをどう考えてるか?」という話から 『The Future Computed』日本語訳版の公開。
基本的に月初のBuildと重複する内容が多かったde:codeの中で、この日の日本独自の発表のひとつです。「The Future Computed」これか #decode18
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
AIの方向性と倫理、雇用の影響は--日本MS、書籍「Future Computed」日本語版を公開 - CNET Japan https://t.co/c9NYoAhoGE
Windows10の、公開されたばかりの新機能「Timeline」と、公開予定のアプリ「Your Phone」、公開予定の機能「Sets」を交えたデモ。Your Phoneは次のWindowsのメジャーアップデートで搭載予定とのこと。
Windows Timeline、Your Phoneの話。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
しれっとSetsも使ってるかな。 #decode18
今年のde:codeのテーマは『L♡VE to CODE』とのことで、登壇者の多くはこれがプリントされたTシャツを来ていました
L♡VE to CODE #decode18
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そして Microsoft Corporation Azure Marketing Corporate Vice President Julia White氏にバトンタッチ。
IoTでボタンを押すとTweetを投稿するアプリ開発のデモ。
Bluetoothボタン→ IoT Hub→Functions→Logic App→Twitter投稿 を5分でつくるデモ #decode18
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
デバイス接続済だったりコード予め書いてあったりして本当に5分と言えるのかは疑問だけど、Logic Appにさえ繋げばほとんどコード書かずにアプリケーション作れるのが肝かな
Custom Visionでパイナップルを画像判別するデモ
Custom Visionをラズパイで動かしてパイナップルの画像認識をするデモ #decode18
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これは、ラズパイ上で動くのが鍵なのかな。
クラウド上で動くだけでも十分すごいけど、その学習済みモデルをDockerfileにExportしてIoTデバイス上にデプロイして動く、という話のはず
PxCodeによるCosmosDBリージョン横断マルチマスターレプリケーションのデモ
Azure CosmosDBの、リージョン横断マルチマスターレプリケーションのデモ #decode18
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多分buildでやってたのと同じ、USとJPで同時にお絵描きするアプリ。これほんと謎の技術
(デモアプリここから実際に触れるけど、なかなかデモみたいに描けないのは内緒)https://t.co/qkIkUKbKQB
続いて Microsoft Corporation Developer Division Corporate Vice President Julia Liuson氏へ。
Buildで最も気になった機能、Visual Studio Live Shareのデモ。
VisualStudio LiveShare、Windows上のVisualStudio CommunityEditionから、Mac上のVSCodeのNode.jsのコードを触るデモ #decode18
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これもbuildと同じやつっぽいけど、細かい所よく分かってないので助かる
VS LiveShareのデモ #decode18
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ShareServerすると、他人のlocalhostを自分のlocalhostのように操作できる。
ShareTerminalでは、ReadOnlyとRead and Write選べる。Write許可すると他人のTerminal操作できる。
うまく使えば最強だけど、やっぱ悪い使い方ばかり考えてしまうw
続いて、Visual Studio Mobile Centerから名称変更したはずの「App Center」のデモ
Visual Studio もば...AppCenterのデモ #decode18
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Visual Studio App Center + GitHubでのCIのデモ #decode18https://t.co/zYLTi5WNgh
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いまさら気づいたけど、この基調講演、ここまで登壇者がデモ含めて全員女性だ。
同時翻訳は男性もいるけど。
そしてMicrosoft Corporation Mixed Reality Studios General Manager Lorraine Bardeen氏へ
#decode18 Microsoft Graphの話。コレよく分かってないんだよな。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
開発会社にAdobeの名前が入っているんだけど、どういう事なのか。Adobe製品にWindows TimelineとかとIntegrationあり得るって事?もしそうなら結構大きいんじゃないの。どうなんだろ
Buildの配信を聞いていてよく分からなかった「first line worker」という単語
first line worker「前線に立つ人たち」と訳されてるっぽい #decode18 https://t.co/TpoT0GaK6n
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
最後は日本マイクロソフト株式会社 代表取締役 社長 平野 拓也氏が登場。
りんなについての発表がありました。これは日本独自のはずです。
#decode18 りんなの話。「共感モデルに移行」というのは、コレかな https://t.co/MA9Ne5SwTT
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
Women in Technology。 最後に登壇した平野社長を除いて、キーノートの登壇者はスピーカー・デモプレーヤー含めて全員が女性でした。
Women in Technology
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キーノートの登壇者がここまで全員女性なのは、やはり意図的にやっていた。
そして平野社長「女装して出て来れば良かったな」w #decode18
マイクロソフトの、こういうの取り立てて主張する姿勢は正直あまり好きではないです。誰も何を言わなくても当たり前のように女性が活躍する社会であるべきだと思います。 でも実際、本当にスピーカーを全員女性で揃えることができる会社は限られていると思います。AI for Accessibilityもそうなんですが、ある意味、こういう役を買って出ていって社会を率先して変えていくのは、マイクロソフトらしいなと思います。
Keynote感想
de:codeの基調講演は、buildの日本語版になっていると思いました。
de:code 2018、キーノート基本的にbuildの翻訳版というべき内容だな。それはそれで面白いし、buildは英語でしか観てないので訳されてると新しい発見もあるけど、buildもde:codeも配信あるっぽいし、サテライト会場で見るくらいならわざわざ来なくてもいいかな。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
本会場にみんな入れれば良いんだけど
『Hit Reflesh』の米国本社の社内文化改革の話を読んで、この間の澤円氏の記事があって、そしてde:codeの基調講演のメインスピーカーがほとんど英語...となると、色々考えてしまう事がありました。
りんなとかはいるので、まだまだ日本も頑張って欲しいですけどね。
#decode18 聞けば聞くほどbuild行きたい気持ちが高まる
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
#decode18 まさに、こういう講演を聞きながらHoloLensでハッシュタグのタイムラインを視界に重ねたりしたい
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
あとBuildの基調講演には「私はタダのAzureエンジニアです~」みたいなノリで、立ち上がって背伸びをする時間みたいなのがありました。どうせならそこまでやって欲しかったなと。
#decode18 基調講演、ほぼBuildと同内容だけど、そこまでやるなら途中のストレッチタイムもやって欲しかったところ。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
3時間座りっぱなしはつらい
Day1: Web App for Containers 最新アップデート全部入り
Microsoft Corporation Azure App Service team Senior Software Engineer 河野 通宗 (Michimune Kohno)氏
「App Service」の一部である「Web App」の、Container対応である 「Web App for Containers」の紹介でした。
まず、既にできることとしてスケーリング、スロット(Blue Green DeployみたいなStageわけ?)、共有ストレージ等の共有がありました。
そして、5月のアップデートで追加された新機能としてマルチコンテナやApp Service Environment、EasyAuth、NodeJSリモートデバッグ、Windowsコンテナ(まだPrivatePreview)あたりを、デモを中心に解説されていきました。
#decode18 #AD37 WebApp for Containers EasyAuth、すでにDockerで動いてるWebアプリに対してAD認証を簡単に付与できる。認証されてなかった場合の動作とかを指定するだけ。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
特に、Docker ComposerのYAMLファイルを使ってマルチコンテナ構成を構築できるのは知らなかったので、気になります。
#decode18 #AD37 マルチコンテナ機能。yaml(docker-composeかな)アップロードするとコンテナ環境が立ち上がる。コンテナのひとつをWebContainerとして指定すると、それに内部nginxからhttpリクエストが振り分けられるようになる。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
起動順序に依存関係がある場合は注意
あった。マジでDocker ComposeでAzure Web Appマルチコンテナデプロイ行けるようになってたのか。知らなかったhttps://t.co/dM6VTRDL8d#decode18 #AD37 pic.twitter.com/c4MaElnIsi
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
あと、デモの途中でおすすめされていたChromeExtention
#decode18 #AD37 JSON Viewer Chrome Extentionが便利らしい。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
コレかな: JSONView https://t.co/Jp73z3SCK8
Day1: 次世代データベース サービス「Azure Cosmos DB」を使いこなそう ~ Azure Cosmos DB Deep Dive ~
日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 Azureテクノロジスト 佐藤 直生 (Neo)氏
「CosmosDB」は、かつてあったNoSQL型データベース「DocumentDB」の後継となる新しいDBです。たぶん。
#decode18 結局、Azure CosmosDBは分かったような、分からないような
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
Amaz●nで言うRDS AuroraとDynamoDBを合体させて魔改造したデータベースの化け物みたいななにか、のような認識
専門外セッションでレベル300(中級者向け)とあって、実際の内容はけっこう難しかったです。
#decode18 #DA19
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
CosmosDBのパーティショニングで使ってるって一瞬名前が挙がった"Consistent Hashing"、コレかなhttps://t.co/uYiB10XQ3F
あとでよむ。ぜんぜん追いつかない。
Azure CosmosDBのECサイトjetcomにおける事例 #decode18 #DA19
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
イベント ソーシング アーキテクチャで在庫管理システム。ブログはコレかな。あとでよむhttps://t.co/VaywEJON58
イベントソーシングについてはこの記事が詳しいかと。 postd.cc
CosmosDBはレイテンシに対するSLAがあるそうです。CosmosDBに限らず、AzureはSLAしっかりしている印象です。
CosmosDB、レイテンシのSLAがある。read 10msec, write 15msec。 #decode18 #DA19
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
AzureはSLAちゃんとしてるのが、他のクラウドサービスに対する強みだと思ってる
Day2: AI 活用の一歩を踏み出したい皆様に贈る Cognitive Services & Bot Framework はじめてみた物語
日本マイクロソフト株式会社 コマーシャルソフトウェアエンジニアリング本部 テクニカルエバンジェリスト 大森 彩子氏が進行役となって、AI関連技術の3つの導入事例を紹介していくセッションでした。
まずはシブヤクハックの事例。 hacklog.jp 「渋谷ダンジョン」と称されるほど複雑な渋谷駅において、車椅子でも出口に出られるようバリアフリー経路案内を作成。
目的地入力をBot化し、QnA Makerで、適切な出口を返す。実装自体は30分ぐらいとのことです。
#decode18 #AI03
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
BotFrameworkの事例。ChatBotに用語集を用意。
用語については、わざわざ質問しない事でもChatBotだと聞いてもらえる。
続いて日立製作所の事例。 新人6人の研修で、社内勤怠システムのChatBotを作った話でした。
#decode18 #AI03
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
新人研修で社内勤怠システムのChatBotを作った話。「勤怠の承認者を設定したい」みたいなのを理解して回答してくれるらしい。いいなあ
この事例も、まず「QnA Maker」で作ってみたものの精度が上がらなかったそうです。QnA Makerは手軽に構築できる半面、DBと検索が分かれていないので問題の切り分けがしにくいとのこと。
次に検討したのが「LUIS(自然言語処理)」+「AzureSearch」しかし、この構成はいろんなシステムのChatBotを作ろうとするとTooMatch。 最終的に「TextAnalyticsによるキーワード抽出」+「AzureSearch」。FAQを検索するにはコレで十分だったとのことで、採用。
回答候補は5つ出すよう割り切ったり、よくある質問Top5についてはAIを使わない、TextAnalyticsではエラーコードのような数字・アルファベットは判別できない事があるので別口で用意したりと、AIに頼る部分とそうでない部分を切り分けてうまく開発を進められている印象でした。
最後はダイキン工業株式会社ルームエアコンAI故障診断の事例
#decode18 #AI03
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
ダイキン工業株式会社ルームエアコンAI故障診断の事例 https://t.co/SwZmyPSek7
電話かけるよりWebで解決したいニーズが増えてきて、ChatBot作った。LUISで、たとえば「チカチカする」を「点滅」と理解して回答してくれたりする。Bot上でそのままシームレスに申込まで行けたり
LUISでユーザの自由入力を自然言語処理で解析していました。
たとえば「異音がする」という事象について「音がする場所→室内機or室外機」のように、音の場所や種類をEntityとして定義していったようです。3つの事例の中では最もAI開発っぽいと思います。
もともとコールセンターが受けていたようですが、電話よりもWebで対応したいというニーズに合わせてChatBotを開発したとのこと。 実際、他の施策とも併せて利用数が2倍になったとのことです。
Day2: 3大フレームワーク(Angular, React, Vue.js)比較によるエンタープライズ Web アプリケーション開発の最適化
アシラス株式会社佐川 夫美雄氏による、de:codeでは珍しい"Web"系のセッションでした。
#decode18 #AD16
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
「Web界隈でこんなこと話すとすごいマサカリが飛んでくるけど、de:codeなら話せる」w
Webアプリケーションを構成するのはHTML(Structure)、JavaScript(Behaviour)、CSS(Presentation)ですが、覚える事が多いとのこと。
たとえば「HTML」について。「Semantic Web」は必要かどうか?その重要性を説明できますか?
「CSS」は、闇。
そして「JavaScript」は...
Webエンジニアが少ないからってひどい言われようw#decode18 #AD16
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
「みなさん、JavaScript好きですか?」「いま手を挙げた人は変態です。だっておかしいですよ、オブジェクトにあとからメソッド好きに追加するとか」「ヤクザみたいな感じ」めちゃくちゃ言うwww
ここでデザインの話へ。 CSSの抱えるグローバルスコープという問題、それに対するWeb Componentsの考え方、Atomic Design、これらには共通点があります、というところで説明が終わります。
この辺の話は熱かったのですが、Atomic Designはよく知らないのでもうちょっと説明が欲しかったところではありました。
XDが登場したり、これからのフロントエンドデザイナーのあり方を語っていたり。 普段ほぼ常にデザイナーと一緒に仕事している私としては、結構共感する所の多いセッションでした。
不意打ち!XDさーんー!!#AdobeXD#decode18 pic.twitter.com/huKkSNcA9I
— Risa Yuguchi (@risay) 2018年5月23日
#decode18 #AD16 「ヒアリング、ワイヤーフレーム、デザインカンプ。要件定義書、シナリオテスト、機能テスト仕様書。デザイナーはここまでやらないと仕事なくなりますよ」
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
Web Components 4つの要素の説明。
- Costom Elements (Pieceに名前をつける)
- HTML Templates (Pieceの模様)
- HTML Imports (Pieceをパズルにはめる)
- Shadow DOM (Pirceであることを主張)
このうちShadow DOMが最も重要であるとして話は進んでいきます。
#decode18 #AD16 Semantic Webやろうとしても、W3Cが考えた名前付けなんてWebアプリケーション開発において足りない。そこでCustom Elementsで、独自の名前をつける。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
Templates定義して、Importして、Shadow DOMにする。
JSのフレームワーク選ぶなら、このWeb Components見てから比較したほうが良い
「BEM、SMACCS、OOCSS、そんなもの要らない。これ言うとWebの人には殺されるけど」「本当にやりたいのは、Shadow DOMでScoped CSSやりたい。Web ComponentsでShadow DOMが一番大事」#decode18 #AD16
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
ここでようやく「Angular」「React」「Vue.js」の比較に移ります。 Scoped CSSを実現するための最小手数のコードを紹介していました。 コードはGitHubにも上がっていました。
#decode18 #AD16
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
最後に出てたサンプルコードのGitHubhttps://t.co/NKp02gdOxL
このセッションすごい良かった。釣られたけど。
Swaggerを使うことで、フロントエンドエンジニアだけいればとりあえず動く物を作ることができること、そのためにもフロントエンドエンジニアがAzure(クラウド)を学ぶ必要がある、といって締められました。
「逆に、フロントエンドエンジニアはフロントだけやっていてもダメ」「フロントエンドエンジニアこそAzureをマスターせよ」#decode18 #AD16 https://t.co/7TwdZHbER1
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
自分がWebエンジニアなのもありますが、最も共感するところの多いセッションでした。ただ最初に「釣りです」と公言していたとおり、「3大フレームワーク比較」「エンタープライズ Web アプリケーション開発」といったタイトルにはまんまと釣られましたw
「3大フレームワーク(Angular, React, Vue.js)比較によるエンタープライズ Web アプリケーション開発の最適化」#decode18 #AD16 釣られたw
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
Day2: 進化する Web ~ Progressive Web Apps の実装と応用 ~
最後は日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 テクニカルエバンジェリスト 物江 修氏による、Progressive Web Apps(PWA)のセッション。
PWAについては、ちょうど自分もブログを書いてLTもしたばかりだったので、復習も兼ねて聞いていました。
Progressive Web Appsの「Progressive」について、HTML5が流行りだした頃によく言われた「プログレッシブ・エンハンスメント」と同じだと説明。 www.mdn.co.jp
この説明はとても頭に入りやすかったです。
#decode18 #AD09
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
PWAの"P"。アプリにおけるProgressive Enhancement。
低機能なブラウザーではWebページ、高機能なブラウザではアプリケーションが表示される。
#decode18 #AD09 ServiceWorkerをPWAのためでなく単純にキャッシュとして使ってスピードアップに使ってもいい。"Progressive"なので、古い環境には影響を及ぼさずに既存アプリに導入できる。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
WebのメリットとしてSLICE(Secure, Linkabke, Indexable, Composable, Ephemeral)を挙げ、それとアプリの良い所どりをしたPWAはFindable (発見性)、 インストール可能、プッシュ通知により再エンゲージ可能、ネットワーク非依存、プログレッシブ、レスポンシブ、安全、リンク可能といったメリットがあると語られました。
その後、PWAを実現する主要な技術のひとつであるService Workerについて説明がありました。この辺は自分の書いたブログにも重複する内容だったため割愛します。 s2terminal.hatenablog.com
最後にWindowsにおけるPWAの話に移ります。Bingによる自動クローリングでPWAがMicrosoftStoreに登録されるようになった、という話がありましたが、WindowsにおけるPWAは WinRT APIをコールできるため、できる事が広がるようです。
#decode18 #AD09
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
PWAをWindows Store Appにするとストア課金とか無制限データストレージとかいくつかメリットがあるけど、PWAからWinRT APIにアクセスできるようにもなる。if ( https://t.co/3zJS0Uld2r ) ... でWindowsのAPIが使えるかどうかを調べられる。
#decode18 #AD09
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
WindowsでPWAにすることで、顔認証とか、BluetoothLEとかが、Webから使えるようになる。https://t.co/obYtEDwbOC https://t.co/A8wbMjc0An
#decode18 #AD09 PWAの価値を高めるAPI、CSS3のGPUレンダリング設定とかある。ネイティブに負けないぬるぬる動くアプリを作れる。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月23日
Web検証ツールのsonarwhal(そなーほえーる)の紹介もありました。
ChromeでいうLighthousにあたる物です。実際に、私が作ったPWAも検証してみました。PWAの項目については一応Errorはありませんでした。
その他の雑記
パーティ会場のDJの女の人、すごい美人なんだけど、神妙な顔で微動だにせず淡々と回してるの見て、私の知っているDJ像とまるっきり違う
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
マイクロソフトのイベントだしSurfaceBook持って来たけど、やっぱり持ち運ぶには重い。
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
Chromebookにすれば良かった。
HZ750とかUH75/B3みたいなモバイルWindowsノート欲しくなる
しかしSNS上とか本の著者としてしか見たこと無いような人、私にとっては芸能人とか政治家と同格の人がその辺に普通にいて、普通にHoloLensかぶって歩いてたりしてて、さすがMicrosoft公式の有料の大規模イベントだなとは思った
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) 2018年5月22日
言い忘れてたけど
— suzuki.sh(s2terminal) (@suzukiterminal) May 26, 2018
de:codeは「でぃーくぉー」
Azureは「あじょぁ」
VisualStudioは「びじょすたじゃー」と読むっぽい #decode18 #azurejp
まとめ
自分は有料のカンファレンスに参加するのは初めてだったのですが、非常に濃い内容で刺激になりました。
一方でライブ配信や資料公開(予告)もされていたりして会場に来なくてもある程度楽しめたのかなと思います。 どのセッションも早いもの順のため長蛇の列で待たされたり、満席で入場制限がかかったりライブ配信上映のサテライト会場に回されたり、運営については課題も無くはないと思いました。 会場の熱気を楽しみたい人向け、でしょうか。でもそうなると、結局アメリカまで行ってBuildに参加したい、という気持ちのほうが高まってきます。
あと、日本語セッションには自動英字字幕が付いていました。精度は微妙っぽいですが、英文が完全リアルタイムで画面上にうにょうにょ生成されていくのはテクノロジーっぽい感じがとてもしました。
会場の空調もIoTとAzureで自動制御されていました。
カフェラウンジの混雑状況も「どこに何人並んでいる」というのが公式アプリ上に表示されていました。スタンプラリーがあって、会場内に設置されたアイコンの写真を撮って集めていくのですが、判定には多分CustomVisionServiceを使っていると思います。
こういった運営の細かい所に最先端の技術を投入してくるのは、技術系セミナーならではという感じがしました。