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合唱音源の新着情報の舞台裏

Splatoonがフェスで稼いでいるのは本当か考える

半年ほど前、Splatoonのタイアップフェスによるビジネスについて考察しました。

s2terminal.hatenablog.com

考察の結果、 フェス1回あたりのアクティブユーザー数が50万人程度だとして、任天堂はタイアップフェス1回あたり数百万円の収入を得ているのではないだろうか? という結論に至りました。

あれから半年、Splatoonは国内のみで100万本以上を売り上げ、アクティブユーザー数も大きく伸びたと思われます。 また、ゲームの考察やバランス調整が進むに従って、フェスでしか貰えない限定アイテム 「スーパーサザエ」の価値もより高くなってきたのではないか と思います。

私も昔はメインギアのみを揃えて戦っていましたが、最近はすこし厳選をしてスペシャル増加+スペシャル延長+もみじシューターでスーパーセンサーを連発したり、インク回復+メイン効率+.96ガロンで弾幕を張ったりしたくなり、スーパーサザエをよく消費するようになりました。 おかげでウデマエもB-からA+まで上りました。

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ではフェスがその後どうなったのかをまとめてみます。

フェス10回分のまとめ

開始日 陣営 タイアップ
2015/06/13 ごはん VS パン -
2015/07/03 赤いきつね VS 緑のたぬき 東洋水産 マルちゃん
2015/07/25 レモンティー VS ミルクティー KILIN 午後の紅茶
2015/08/22 キリギリス VS アリ -
2015/09/12 ボケ VS ツッコミ -
2015/10/10 イカ VS タコ 無添くら寿司
2015/10/31 愛 VS お金 -
2015/11/21 山の幸 VS 海の幸 佐賀県
2015/12/26 赤いきつね VS 緑のたぬき 東洋水産 マルちゃん
2016/01/23 カンペキなカラダ VS カンペキな頭脳 -

タイアップフェスの回数は一気に減ってしまいました。 前回の考察(8月9日)から7回のフェスが行われたのちタイアップした題材は、劇中のテーマと親和性の高い くら寿司営利団体ではないので一概にカウントできない 佐賀県 、そして2度目の協力となる 東洋水産 の3つだけでした。

フェス自体は1ヶ月に1回以上のペースで行われていますが、タイアップはそこまで積極的ではないようです。

フェスのアクティブユーザー

先日公表された任天堂の決算資料に、具体的な数字が記載されていました。

www.nintendo.co.jp

国内で1月23日、24日に実施した10回目の「フェス」では、約69万人と、過去最大の参加ユーザー数となりました。

とあるので、 フェス1回あたりのアクティブユーザー数が50万人規模という見立てはだいたい正しかった ようです。

海外のフェス

海外のフェスは北米・欧州で別々になります。タイアップが行われたかを見てみましょう。 なお各情報はNintendo of America、Nintendo of Europeの各公式サイトと公式Twitterから引用しています。

北米のフェス

開始日 陣営 タイアップ
2015/06/04 イヌ VS ネコ -
2015/07/18 ジェットコースター VS ウォータースライダー -
2015/08/09 マシュマロ VS ホットドッグ -
2015/08/28 サイバトロン VS デストロン ハズブロ社 トランスフォーマー
2015/09/12 芸術 VS 科学 -
2015/10/08 車 VS 飛行機 -
2015/10/30 海賊 VS ニンジャ -
2016/12/? ハンバーガー VS ピザ -
2016/12/? 下品 VS 上品 -
2016/01/15 過去 VS 未来 -

海外のフェスは上記の通り。 北米で一度だけ トランスフォーマー」とのタイアップ がありました。日本でも話題になっていましたね。

正義の陣営「サイバトロン(AUTOBOTS)」と、悪の陣営「デストロン(DECEPTICONS)」で戦ったそうです。日本で言うとアンパンマンVSバイキンマンみたいな物でしょう。

フェスTのデザインも凝っていて、PAX(北米開催のゲームショウ)にて実際にTシャツも制作されるなどNintendo of Americaの力の入れようが分かります。

ちなみに日本のフェスではタイアップするとき、劇中の告知ニュース、看板、公式Twitterのアナウンスでも タイアップ提供企業名 が記載されていました。

しかしこのトランスフォーマーフェスのタイアップ企業である Hasbro社 の名前はなかなか出てきません。恐らく任天堂公式サイトのニュースリリースのみ?調べたところ、劇中に名前は出てこないようでした。

www.nintendo.com

このトランスフォーマータイアップは、広告色の強い日本のタイアップフェスとは様子が異なるのかもしれません。

欧州のフェス

欧州のフェスは日本・北米とはまた異なっています。

開始日 陣営 タイアップ
2015/06/27 ロック VS ポップ -
2015/07/18 食べる VS 寝る -
2015/08/08 北極 VS 南極 -
2015/08/29 歌う VS 踊る -
2015/09/? 雑 VS きれい好き -
2015/10/17 ネコ VS イヌ -
2015/11/07 ゾンビ VS 幽霊 -
2015/12/12 ピザにパイナップルを入れるのは?イカす VS ダサい -
2016/01/01 健康 VS 裕福 -
2016/01/30 野蛮人 VS ニンジャ -

文化の違いなのか結構不思議な題材が見受けられますが、とりあえず 欧州では一度もタイアップが行われていない ようです。

任天堂は本当にタイアップで稼いでいるのか

任天堂は数千億円を売り上げる大企業ですので、たった数百万円程度の数字というのは決算資料にいちいち表れてきません。 そこまでタイアップフェスも盛んに行われてはいませんし、結局Splatoonのフェスによる収益がうまくいっているのかどうか、そもそも本当に収益を得ているのかどうかも定かではありません。

ですが「長らくソフトウェアのパッケージ販売で利益を上げてきた」「ゲーム内課金モデルにはためらいがある」任天堂にとって、あらたなビジネスモデル・マネタイズ基盤の確立は急務であると思います。 前回の決算説明会質疑応答でも、そのあたりが論点になっている感があります。

www.nintendo.co.jp

そんな中で、Splatoonのタイアップによるマネタイズは上手く行って欲しいなと思っていたので、その後が雲行き怪しいのは少し残念です。もっとたくさん稼いで広告ビジネスモデルを確固たるものにして欲しかったと思います。

誰かSplatoonのフェスに広告を出してみませんか?